浅草近くの千住という町に、
日本で唯一長ねぎしか扱わない
市場がある
浅草近くの千住という町に、日本で唯一長ねぎだけしか扱わない市場があります。毎朝、この千住葱市場に専門の農家がねぎを運んできます。と言ってもごく普通の葱と言うわけでなく 各農家が自分の畑で収穫された最も出来の良いもの、つまりは「おらが畑の一等賞」の葱だけ持ち寄り出来を競います。
約二百余年間、市場の売り子は世襲制で、それを扱う葱商(ねぎの鑑定人)たちも血縁者か、十年以上葱商の下でよい葱を見極める経験を積んだ者でないと葱を扱う事は出来ないという規則を貫いてきました。
なぜなら各農家や市場、葱商が責任をもって最高の葱を守り育て、料理人へ届けるという互いの信念で成り立って来たからです。それがこの葱を選んで扱ってくれる料理人達への礼儀であると考えているからです。
代々伝わるこだわりの農家の技術に、葱を見極める葱商の存在があってこそ、200余年もの長きにわたり、極上の葱が作り続けられています。
(記載は葱茂ホームページから一部引用)
葱商の葱茂が目利きした
極上千寿葱
一押しは『千寿葱(金品極太)』、中でも葱農家6代目の金次郎さんが育てる葱は抜群だ。
「土の力が違うから、すごいネギが育つ」金次郎さん談
収穫したての葱は重いもので600g、掃除をしても500g近くはあるだろう。量販店で売られている一般的な長ネギは1本100gもない。まさに身が詰まった超ど級の太くて重い葱。特に年明け以降は糖度もうまみも別格となる。品質を保つために根を切らず、縄縛りで束にするのが金次郎さんの流儀。味だけでなく伝統の技で見た目にもこだわる江戸っ子の粋が感じられる素晴らしい葱だ。
煮てよし、焼いてよし、
薬味でよし
冬の千寿葱はなんといっても煮るのが一番。すき焼きなら上質な牛肉の肉汁を吸い比類なき美味に進化する。上質なマグロとねぎま鍋にすれば、マグロそっちのけで葱に惚れるだろう。焼き鳥のねぎま、千寿葱の味噌汁に蕎麦、なべ焼きうどん、味噌ラーメン・・・どんな料理もツーランクはレベルアップすること間違いなし。どんな料理でも間違いなく旨くなる!
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