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2010年12月号 掲載名店
京都の名店
「祇園にしむら」
名店が揃う京都・祇園で
20余年、
「知る人ぞ知る」
隠れ家的存在
京都・八坂神社のすぐ近く。上質な料理を提供し続ける料亭「祇園にしむら」。その味わいは、今まで多くの食通を虜にしてきました。西村さんは、東京「吉兆」で7年間修行を積んで出身地の京都に戻り、1994年、「祇園にしむら」を構えました。創業から約四半世紀、素材のよさを際立たせる卓抜した技で、同店を京都の新たな名店に育て上げた料理人です。食材だけでなく器や空間にもこだわり、20年以上シンプルでありながら素材の魅力が際立つ芸術的で繊細な料理を提供しています。カウンター8席と座席が3室。決して広くはない割烹ですが、食のガイドブックでもランク付けされるなど、これまで多くの食通を唸らせてきました。
定番の鯖寿司「東山」に
「焼鯖寿司」
いずれもこだわりの逸品
最上級の生鯖を使い、三枚におろした鯖にたっぷりと塩をして寝かせ余計な水分を抜きます。甘酢に漬けこんだのち、白板昆布でまろやかに仕上げたのが鯖寿司、東山です。
昆布の代わりに皮目を焼いて、芳ばしさを引き出した焼鯖寿司。どちらも鯖と酢飯が一体となり、極上のしっとりした深い味わいを醸し出します。
通好みの
「穴子の棒寿司」
穴子は、店主 西村元秀氏が、自身で選び抜いた上質なものだけを使い、20年継ぎ足した秘伝の煮汁でふっくら柔らかく炊き上げます。 シャリは酢・塩・砂糖で味付けされ、酢の味わいをしっかりと残しながらも、優しくまろやかな口当たりに仕上げます。
シャリと煮穴子、さらに実山椒のピリッと爽やかな香りが見事にマッチした味わいは、祇園にしむらの技を感じる逸品です。
京の伝統食でもある
「ちりめん山椒」
自分の目にかなう最高のちりめんを厳選し、京の伝統食でもあるちりめん山椒に仕上げます。全体が加熱されるよう手早く仕上げ、山椒の緑色も鮮やかで山椒の味も前に出過ぎないよう工夫しています。
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