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ドライエイジングビーフ
ドライエイジングビーフ
長期間のエイジングを経た牛肉は、生肉と発酵のボーダーライン的な状態になる。熟成庫に足を踏み入れれば、その妖しい香りと牛の肉塊の存在感に圧倒される。肉の潜在力が開花しているのだ。香りはまさにナッツを思わせるが、それもカシューナッツやマカダミアナッツといったように、牛の血統や部位、飼育期間により異なる。焼くときには“弱火で長く”は禁物。含水量が少ないので、パサついてしまう。できれば、炭火の遠火で表面をきっちり焼き、骨付きなら骨から火を入れる感じで焼き上げるのがお薦め。オーブンを使うなら、まずは直火で表面を焼いてから、骨と肉の境目に切り込みを入れて再びオーブンに入れる。こうすると、骨の周りもしっかり焼ける。焼きすぎは厳禁だ。付け合わせはルッコラやクレソンのような辛味のあるハーブを。そして仕上げに上質なオリーブオイルをかけるのがお薦め。もちろん、赤ワインは必須だ。
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