中国で春節の人気の高い年越し料理といえば「北京ダック」
調べてみると、三杯鶏、北京ダック、鶏肉とピーナツの唐辛子炒めなどが人気ランキング上位なのだそう。
皮だけ食べるのは北京式、皮に肉もつけて食べるのは広東式。中心部分の肉も最後はスープやチャーハンですべて食べきることができます。
思い切って、自宅で北京ダックパーティはいかがでしょう。
中国式ローストチキンといったところか。油を使う点さえクリアしてしまえば、北京ダックも自宅で楽しめます!
プロの料理人も使う2kg級の大きな北京ダックが届きます。
2kgは大人6〜7人位のパーティにちょうど良い量感だと思います。
北京ダックは9割がた出来上がった状態で届きます。製造を手掛けるのは、プロの料理人向けの食品卸会社「藤屋」。自社工場を持ち、卵の羽化から加工まで一貫して行うことで、北京ダックの皮の美味しさを追求しています。冷蔵庫に入れず、袋に入れたまま室温で2〜3日間かけて解凍します。(10℃以下に保たれた場所だと3日かかりました)。解凍時に結露が出るので、油はねを防ぐべく、最後の1日は袋からあけ、常温で表面を乾燥させて翌日の本番を待つとよいでしょう。
仕上げをご家庭で行います。
低温の油を30分かけ温め続け、そして最後は吊るして高温油で5〜10分ジャーっと浴びせ続けます。ここから行う油かけ作業は、要は鴨の皮目と脂身に隙間(空間)を作るための工程となります。
最後の仕上げは高温の油でパリッと!
最後の仕上げ、吊るして高温油で5〜10分ジャーっと浴びせ続けます。表面のパリ感が出れば完成です。
パリパリの皮を削ぎます。
仕上がった北京ダックに包丁を入れます。包丁の切っ先を使ってうまく削いでいく。なるべく美味しい皮だけになるように慎重に。脂や肉がついていても大丈夫、十分おいしいです。
モチモチ、しっとりの皮も旨い!
カオヤーピンはクレープのように焼き直し。乾燥するとパリッパリになって巻けなくなるので、蒸気当てたりしつつ調整。中国で1枚1枚手焼きされた皮は、しっとりとモチモチしていて、なかなかおいしいものです。
余った肉を福建チャーハンで〆るのもおすすめです。
北京ダックの皮を削いだ後の肉は
車海老、干し貝柱、椎茸、北京ダック、アスパラ、そしてフカヒレが入っている魅惑の餡にしても良し!
もしくは黒酢酢豚ならぬ、黒酢北京ダックで食べつくしても良いです。
お酒は紹興酒を用意しましたが、脂をくっと洗い流すのに白酒が断然合うと思います。